「ダスキン」登場篇

ダスキン:「登場篇」(右列上から3つめ)

食堂で食事をする3人のゴキブリ親子。「おかわりしてもいい?」と尋ねる子供と微笑ましく戯れているところに、「こんにちは!」とやってくるダスキン社員。もうここにはいられないと悟り、寂しそうな顔をして子供と手を繋いで出ていくゴキブリ達。薄暗い商店街に、事態が飲み込めていない子供の無邪気な「僕、おかわりできたのに」の声が響く―(終始物悲しいBGM)

去年流れていたCMですが、最近また放送されるようになっています。特に、1人でボーっとテレビを見ている真昼間〜夕方の時間帯に地雷のように埋め込まれていて、見てしまった瞬間物凄く悲しい気分になります。だっておかわりできたのに…。これを書いている最中また流れました。ああああ…。
「はじめまして。ダスキンは何度か利用させて頂いていますが、最近流れているゴキブリの親子のCM、あれを見るたびにうちの子供が「かわいそうだ」と涙ぐみます。私も見ていてあの子供が自分の子供とかさなり悲しい気持ちになります。無邪気な様子が不憫でたまりません。お願いですから、CMの放送内容を検討して頂けませんでしょうか」(27歳・主婦)
「ごきぶりがかわいそうです!ダスキンさいあく!!!!」(いのうえりさ 7さい)
「邪魔なものは全て追い出してしまおうというやり方は差別思想に繋がります!ゴキブリにだって命はあるのですよ!?」(匿名希望)
「人類が滅びた時最後に生き残るのがゴキブリだと言われているのをご存知でしょうか?それに先んじて、そう遠くない未来、ゴキブリたちの楽園がやってくるのです。彼らは進化を始めます。その時にあなたがたが泣いて命を乞うても遅いのですよ?」(廣瀬泰人・42歳)
はたしてどの路線の苦情が効果的なのか、真剣に考えてしまいそうになる程度には苦痛です。