ラブイズオーバー

パタリロ! (78) (花とゆめCOMICS)

きっかけは何だったか忘れましたが(アニメの再放送を見たんだったか)、「パタリロ!」を初めて読んだのは小学生の時。ズボっとハマって既刊分を買い集め、飽きるほど読み返し、それ以降も新刊が出る度に買っていたのですが、ここ5〜6年はマンネリ感も増して勢いも無くなったように感じる事が多く、「(既刊分は読み返すけど)新作はもう別に買わなくてもいいかなあ…」と見送って、しばらく経った頃に「やっぱり読みたい…!」という衝動に突き動かされて買ってしまう、というパターンを何度か繰り返していました。
最近きた「もう買わなくてもいいかな…」の波はわりと大きくて、あーもうパタリロ卒業だなと思ってたんですけど、先日、引いた波が案の定戻ってきまして、ちょうど古本屋にあった78・79巻を購入。
帰って読んで、これまでだと「また続き買うようにしようかな」ってなってた所が、今回は「あー。これはもういいか…」になってしまって、これは本格的にパタリロ卒業じゃないか、でもまあでもとりあえず本棚に入れとくかと思って見てみたら、そこには今手にしているのと同じ78巻が。え。私買ってた。読んでた。
パタリロの表紙は(特にここ数年は)どれも似たような感じで、持ってる漫画を買ってしまう事自体はそれほど驚く事でもないんですけど、そういうのは大抵数ページ読んだ時点で気づくか既視感を感じるかするのに、完全に読み終わるまでこれっぽっちも気づかなかったなんて私の漫画歴でこれが初めてだ…!と慄きつつ、ああ、私にとって「パタリロ!」はもうその程度のものなんだなと納得しました。これでやっと彼を追いかけるのはやめられそうです。
ああ、45巻あたりまでが1番好きだったよパタリロ。昔はマンネリさを作中でネタにしてたりしてたのに、ここ数年触れもしないのはやっぱりシャレにならないからなのパタリロ。マライヒのベッドシーン(エロネタ)がある頃からパタっと無くなったのは何でなのパタリロ。「花とゆめ」にもかかわらずフェ○とか69とか尿道に針刺すのとか描いてたのにパタリロ。あとマライヒに子供産ませたのは何でだったんだろうと思ってたんだけど、あれ多分作者に子供が生まれたからだよねパタリロ。作者の育児エッセイ本読んだら奥さんと娘と息子にメガネが曇りまくっててしょっぱかったよパタリロ。中学生の娘の、どう見ても年相応レベル(のオタク)のイラストをカラーで載せて褒めちぎらないでパタリロパタリロっていうか魔夜峰央