立ち読んだ

もったいないばあさん (講談社の創作絵本)

もったいないばあさん (講談社の創作絵本)

子供がもったいない事をすると、どこからともなくあらわれるもったいないばあさん。

おさらの うえの たべのこし
おちゃわんに ついた ごはんつぶ
もったいなーいと いって くるよ

1ページ目。ご飯粒やおかずを残してしまった男の子の背後からばあさん登場。どうするのかと思ったら、男の子の食器を掴んで食べ残しを食べ始めます。

こんなに のこして もったいない
わたしが たべても いいのかい?
ぱくぱく ごくごく ぺろぺろ

皿を舐めつくすばあさんに若干引く男の子(と私)。次の瞬間、ばあさんは男の子の口まわりについているケチャップやご飯粒を発見し、これまた「もったいない」とペロペロ。慄く男の子(と私)。
ばあさんはその後男の子にいらない紙や短くなった色鉛筆やみかんの皮の活用法を説明し出してハートフルな方向に行ったんですけど、「もったいない事するとオバケが来るよ!」とか「バチがあたるよ!」といった、居るんだか居ないんだか在るんだか無いんだかといったものを持ち出すより、「わけわかんない婆さんがいきなりやってきて皿と顔を舐め回される」の方が断然説得力があって怖いよな…と思いました。