「好いてくれない人ほど私の事よくわかってる」

臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって」を読むために買った(単行本を待てなくなりました)「アフタヌーン」で連載されているのを見て気になっていたところで単行本発売という事は、これはもう私に買わせようっていう業界の陰謀でしょう!?ハッ!気づかないとでも思ってんの?馬鹿じゃない!?という訳で空気を読んで買ってきました。
昼は派遣・夜はお水で働く江古田ちゃん(24歳)(家では全裸)(深い仲になる男は皆彼女持ち)が主役の4コマ。一口に言うと「荒んだ女物語」です。淡々と荒んだ中にたまにほとばしってるのもあって面白いのですが、ラストの1本は決まって「彼女持ちの男と一緒の布団で寝ながら一言」っていう陰鬱なネタで締められていて、「うわあ…」という気分にさせられます。
不思議なのが、何でこれがアフタヌーンで連載されてるのかという事です。「少女漫画は物足りないけど、でも漫画はまだまだ読みたい」くらいの歳のお姉さん向け漫画雑誌とかの方が向いてんじゃないかと思うんですけど。そのへんだとこの漫画で言う「猛禽」系の人*1からの反発が来そうだからでしょうか。私の数少ない経験からいくと、猛禽系の女っていうのは、自分と同属性の女を見て「ああいう女ってヤだよねー…」的な事を言う確率がすごく高いような気がするので反発なんざそう無いように思えるのですが。
江古田ちゃんのお姉さんがめちゃくちゃパンチ効いてて大好きです。

*1:江古田ちゃんが敵視している、男受けを狙った自己演出をする女