「シグルイ」

シグルイ 6 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ新刊、本日発売!虎眼せんせいのセミヌードが目印だよ★ミという事でわざわざ裏表紙を上にしてレジに出したのですが、バイトの兄ちゃんはそれをまたひっくり返して表紙を上にして袋に詰めてくれました。本当にありがとうございました。
表紙をめくった所にある恒例のポスターは、全裸で切腹し合う藤木と伊良子でした。まるで胎児の如く体を丸める2人を結ぶのは臍の緒ではなくて小腸です。そしてカラーページは虎眼先生(内臓シースルー)。
伊良子と虎眼先生の対決がついに。5巻を読んだ時点では、虎眼先生が誰かに負けるなんて…といった心境だったんですけど、6巻に至って虎眼先生は更なる高みへとのぼられました。虎眼先生が猫化あそばした。昨今の萌え社会を反映あそばした。あそばした結果この巻は、いつにも増して血と内臓がえらい事になっているので気を引き締めてかからないと危ないです。トラウマ漫画になります。ほとんど全てが静寂の中で起こってるのがまた狂気ぶりを引き立てていて肝が冷える。
切ったり殺したりはまあそういう漫画なのでいくらえげつなくてもまだ納得できるのですが、第三十景「流れ星」の表紙で、刀を手に流れ星の構えをしている虎眼先生の、その後ろで風にたなびいているのがぶつ切れになった小腸…っていうのが超怖いです。これが「恐怖」の演出ならいいんですけど、山口先生は「美しい」とさえ思って描いていそうなのが怖い。
ネタバレを伏せると何も語れないのですが、最後の最後、三重はそれでも虎眼を慕ってたんだなあと思うと、この漫画はほんとにまともな人が1人もいませんね!