「あいのり」

ヤラセだよ、台本があるんだよ、といくら言われたところで黒い感情しか抱けなかった「あいのり」ですが、昨日偶然家族が見ていたのをなんとなく眺めていたら、出てくる女の1人が稀に見るウザさで、あまりにウザくてちょっとテンション上がって楽しくなってしまったので来週も見ます。
そんで初めて公式サイト見て知ったんですけど、これ公式のあらすじ読めばTV見なくても全部わかる形式になってるんですね…すげえや…。

タカノうざいよタカノ。

タカノ:「帰れるかな?私。キスして帰れるかな?フフッ」
スタッフ:「告白するの?」
タカノ:「あーでも、(他の男に)一回も告白されないで帰るっていうのも、女として切ないわ」

おまみ=メンバーの1人。女。ヒデに好意(タカノのライバル)
タカノ:「ヒデは、いつもおまみの事ばっかり褒めて、私の事は何にも言ってくれないじゃん!私だって色々、苦しんで悩んでるんだよ!」
ヒデ:「違うよ。それは知ってるよ。知ってるけど…」
タカノ:「いつも、おまみおまみおまみおまみって言うじゃん!」
ヒデ:「だからその、だから2人が…」
タカノ:「(おまみは)何でヒデ に言うの?ヒデに言うんだったら私に言えばいいじゃん!」
ヒデ:「違うよ。何か俺が聞いてみて…」
タカノ:「それで、何で私はヒデから聞かなきゃいけないの?おまみの気持ちをヒデ から聞かなくちゃいけないの?意味分かんないよ。何で私ばっかり悪い風に言うの?私と話してるのにおまみの話をしたら、おまみの事を考えてるって事になるんだからね!」
ヒデ :「お互いに…」
タカノ:「そんなにおまみが心配だったら、おまみの所にいけばいいでしょ!」
タカノ:「ごめん…ごめん」
ヒデ:「謝るの早いなぁ」
タカノ:「ごめん」

この「自分勝手な主張を言うだけ言って、相手に反論の隙を与える事なくすぐさま謝罪」のテクニックは素晴らしいと思います。謝られた手前、相手はそれ以上強く出る事も出来ないし、自分はもう言いたい事吐き出しきったのですっきりです。相手が、優しい・判断能力がある・気が弱い、というような人であればある程効果的ですが、あんまり繰り返すとそういう人といえどもブチ切れられるので気をつけましょう。

最終的に橋田先生が台本書けばいいんじゃないかなと思いましたが、橋田先生の恋愛感というか恋愛描写はちょっぴり浮世離れしている感があるので、家庭のドロドロは橋田先生に・恋愛のドロドロはあいのりにっていう住み分けが重要であるのだろうなと思いました。でも「あいのりで出会った2人が結婚!家庭を持つ事に」とかの特集を組む時は是非とも橋田先生にお伺いを立てて頂きたいです。双方の親から兄弟姉妹・親戚に至るまで無数の糸を絡みに絡めてくださるであろう先生に。