「みんなで読書 ケータイ小説ですぅ〜」
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収録作品は「恋空」とかあの辺ではなくてこのゲームのために書き下ろされたもののようです。(試しにあるタイトルでググったら、「私の小説がゲームに収録されました!」って書いてる女子高生のBlogに行き当たった)
カテゴリは5つあって、「メチャ泣ける話」収録作品「モノクロレター」・「戻れない場所」・「ラスト・マラソン」、「マジ恋愛話」収録作品「キスするのって難しい」・「「LOVEin魔法な日」〜恋愛記念日〜」・「別れても、好きでいていいですか…?」あたりはまあ予想の範囲内で、「不思議・奇妙な話」収録作品「パラドックスとしての夜叉---少年の心の深淵に潜むもの!?」・「紅炎の月の使徒」・「赤ン坊の声が聞こえる」・「高天原」、「普通に面白い話」収録作品「ある日の独眼竜」あたりも、脳は痛くなるものの「ケータイ(笑)」の言葉を持ってすればまあ納められるかなといった感じなんですけど、その中にあって「考えさせられる話」カテゴリだけワイドショーの見出し並の文字列が踊っているというか、具体性が突出してます。
- 夫の保険金
- 「おかえり、ママ。」
- 夫婦の温度差
- ペットママ友だちの集い
- 猫・ネコ論争
- オタク小姑のいる家
- ママ友だちからのいじめ
- 公園ママの集い
- 嫁の子より娘の子
- 嫁の家からせびる金
- 甘え過ぎないでよ!
- 節約主婦の目的は…
- 巻き込まれた介護
- 欠席裁判
- 女ひとり
他の小説と違って、タイトルだけで内容の大半を理解出来る怨念のこもりっぷり。「考えさせられる」っていうのは、深イイ話といった事ではなくて、「人生って何だろとか言う前に生活だ生活。いつまでも恋だ涙だ不思議だって浮かれてられねえぞ」的な現実を突きつけるって意味だったっていう。確かにすごい考えさせられる。「キスするのって難しい」とかほざいてる場合じゃない。
開発担当者が本当に適当に決めたか、それとも思い入れ過ぎたのかのどちらかだとは思うんですけど、出来れば前者であって欲しいです。
よく見たら早くも第2弾の原稿募集してたので何なら応募しようかと思ったら、ケータイ小説のケータイ小説らしさ軒並み削られてた。あとに何が残んのこれ。
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