「ゲーム脳の正体は、多分プラズマ」

プ~ねこ (アフタヌーンKC)

猫を主役にしたオムニバス4コマ。「アフタヌーン」で読んで気になったので購入。
猫の生活を描きます系のじゃなく、人を猫に置き換えてるって言う方が近い。リアルな猫画が渋さとマヌケさを強調していて良いです。ネタ的にはシュールとか不条理とかの箱に入るのかなあ。あと風刺。表紙(表裏)に2本4コマが載ってるので、それで感じを掴むのが良いんじゃないかと思います。表紙画像(Amazon)
2巻に出てくる、文豪先生に振り回される書生くんが可愛すぎる。「真面目な馬鹿」って愛しいなあ。理不尽なわがまま言って困らせたい。泣かせたい。優しく慰めたい。
どの巻も4コマに混じって2本のストーリー漫画が入ってるんですけど、「瓦の上で生活する少女」とか「探偵(猫)vs怪人(猫)」とか「任侠乙女学園(女子高を舞台にしたヤクザ物)」とか「スーパーのレジのサッカー(袋づめ)天才少女」って、4コマで見るならともかく、ストーリーとしてはイマイチ合わなかったので、これはこれで別にまとめて本にしてくれればいいのになあ…と思ったり。
読んで1番良かったと思った事は「計量スプーンって大さじ・中さじ・小さじじゃないんだ…!」っていうのと、「なるほど、スーパーの袋詰めはこうすれば綺麗なんだな…!」です。カゴ詰めと袋詰めの上手い人になりたい。そのためだけにレジ係の研修受けたい。