「シグルイ」
表紙は、いくさん（内臓シースルー）と伊良子（筋肉シースルー）です。4巻と対になってるんですかね。レジに出す時は若干躊躇しますが、裏表紙はわりとソフト（憤怒の表情で涎を垂らす虎眼先生と牛股・藤木）なのでそちらを上にすれば大丈夫だと思います。
4巻では大半を呆けたままでお過ごしなさっていた虎眼先生が覚醒期を迎えて大暴れしていらっしゃって、虎眼ファンにはたまらない仕上がりになっています。やせ細る娘を心配して食物を差し入れる虎眼先生・結局その差し入れを自分で食ってしまう虎眼先生・弟子の裏切りを知ってプンスカ虎眼先生・お戯れ虎眼先生、そして滅多に見られない虎眼先生の笑顔も見られて560円。お得！
その他、大真面目に色々おかしいところも相変わらずで、山口センスにはほんとにゾクゾクさせられます。女の痩せた体を表現するナレーションが「足を閉じていても尻穴が見えるほど」だったり、「便器にまたがる藤木（尻丸出し）」をページ半分使って描く意味って一体。
ストーリー的には、伊良子の虎眼流への復讐がいよいよ佳境に入ってきましたね。1巻の御前試合のシーンにどう繋がって行くのかなあ。最初は虎眼先生の敵…といった感じなのかと思ってたんですけど、読めば読むほど、虎眼先生が負けたり死んだりする姿っていうのが想像出来なくなっています。
あと、主人公（ですよね）のわりに藤木の心理描写っていうのがほとんど無いんですけど、この藤木も虎眼先生に次ぐ飛びっぷりを秘めてそうなので色々楽しみです。6巻まだ？
