京極夏彦

「絡新婦の理」「狂骨の夢」を再読。
どっちも「再読しようとするたびに途中で挫折して読みきれなかった」本だったんですが、勢いに乗ってしまうとわりと楽に読めました。しんどいと思ってた薀蓄もさほどじゃなかった。
ただ、読み終わった後「え。あれどうなってんだっけ?」という細かい疑問がいくつか浮かんで、多分読み返せばわかるんでしょうけどしんどいから嫌だ…!誰か解説…!ということでファンサイトを巡ってみるべく、久しぶりにインターネットをしています。
絡新婦の中の「女にとっての一夜の聖婚は男にとって無償の買春となる」というような記述が興味深かったです。これ読んだ当時私は大学生で、しかも日本史の古代母系社会について研究してる教授のゼミにいたはずなんですが全く記憶がない。もうちょっとマトモに勉強しとけばよかったなあ。
あとは狂骨にて、降旗にシンパシーを感じつつ半笑い。半笑いになる他無い。