9月21日

妹(16)からヘコヘコとPS2を借りる事に成功し、「フルハウスキス」電源ボタンポーン!
前から話には聞いて覚悟もしていたんですが、顎っ…!肩っ…!に冒頭からノックアウト。あとこの制服は「有名デザイナーが特別にデザイン」という話を聞かされました。へえ…。
開始暫くかけて登場人物達との遭遇というか自己紹介が延々と続くので、これを真剣な目で凝視します。私の期待を集める羽倉麻生くんの登場と相成り、ヒョホーとか思ってたら初対面から「ウザい」「口をきくな」というビックリ罵倒で脳と心を殴られました。よ、予想以上にキツい。心痛い。小〜中学時代のトラウマ蘇る。一宮瀬伊くんはやっぱりなんか掴めない感じで扱いがよくわからず。松川依織さんは「2年ダブっていて同級生(御堂くん)に敬語で話されている」というある意味しょっぱい感じがしなくもないエピソードの持ち主なのですが、上着を腕に通さず羽織っている感じとかその他モロモロ(サスペンダーとか)がなんか京本政樹を連想させられてしょうがない(褒め言葉です)。何にせよ初日なもんで、まあこれくらいのないがしろぶりが普通かなあと。これからどれだけ発展させるかがミソですよね!ね!1人ではしゃぐよ!
このゲームは「昼は先生・夜は家政婦」ということで、「家政婦モード」と称して4人の男が言いつける仕事をやる時間帯があるのですが、これがビックリする。ちょっと動くだけで終わりかと思ったら、「部屋の掃除」では「窓ガラスを拭くのに使うのは何がいい?」っていう選択肢が出たり(答えは新聞紙)、シャツの洗濯の方法を「どうやって洗う?」「何を使って洗う?」「どうやって干す?」と事細かに選択しなきゃならなかったり、ほんとに家政婦。生活の知恵とか得られる。
そんな感じで言いつけられたことをやるだけでもだいぶ時間が経っちゃうんですが、途中に誰も居ない部屋に忍び込んだ挙句「家捜しする?しない?」っていう選択肢が飛び出したり(当然「する」をクリック)、風呂場に行ったら行ったで、誰かが入ってるに決まってるにも関わらず、主人公は「泥棒かも!」とか思い込んでいきなりドア開けるわ(まあ私が「開ける」って選択したんですけど)、開けたら開けたで全裸の御堂くんが腰骨ギリギリまで露出した姿を披露してくれたり、「がっ…」っていう声を思わず出しちゃったり(TV画面の前で)、これはほんとに頭がおかしい。
あとはちょっとしたミニゲームもあるんですけどこれもまた頭がおかしい。「数ある材料の中から何個か組み合わせを選択してカレーを作る」というのがあって、麻生くんが「今日は○○カレーが食べたい!」と仰るリクエストにひれ伏しつつ、それに見合う材料の組み合わせを考えるわけですが、その材料一覧(麻生くん曰く"冷蔵庫の中のもの")に「羊肉」「ナマコ」はまだ良いとして、「イナゴ」がある。あと「憎しみ」とか「愛」とか「親父の味」とかある。わからない。わからなすぎて怖い。
同じくミニゲームで依織さんの部屋に行くと、「メイクの練習台になって」と言われまして、「ハイハイまあ適当に選んでりゃいいよね」とボタン押してたら、これもこれで凝っていて「ファンデーションの色は?」「マスカラは?」「眉の形は?」「チークは何色?」「濃く塗るの?薄く塗るの?」って質問攻めで、これはやっぱアレですよね。組み合わせ次第ですげえ野暮なメイクになったりして怒られたりするんですよね。センスが必要ですよね。センス。メイクセンス…。私に最も欠けている物達の中の1つ…。ということで沈んだ気持ちを奮い起こしつつ必死でピコピコ選んで出来上がったメイクを依織さんにチェックしてもらったところ「良くも悪くも無い」「無難だね」との判定が。無難で、無難にするだけで必死なんです。
他にも室内で遭遇したキャラに「ジュース買ってきて」だの「アイスが食べたい」だのこまごまとした用事を言いつけられたりして、言われるがままに買ってきたものの「リビングで待ってるから」というのを間違えてダイニングルームに行っちゃって、急いで戻ってみたもののもう瀬伊くん居なくてね…。広い家とか住んだこと無いねん…。
そんなこんなで家政婦アワーも終わり、「やっと一日終了かー」なんて思ってたら、寝る前になって4人が次から次へと部屋に来て、「今日頼んだ仕事は○○だったな。良い仕事ぶりだった」だの「○○頼んでたのに出来てないな」だの、小姑の如き説教タイム。瀬伊くんには案の定、「アイス頼んだのに買ってきてくれなかったね」って言われちゃって、はいリセットボタンポーン!やり直しドーン!都合の悪い事は消去消去!
そんな感じでリセット後は無事に全部の仕事をこなし、やっとこさ1日が終わりましたとさ。恋愛以外にもゲームとして色々凝った事出来る作りになってるのが良いなあ。小姑攻撃キツイいけど…。
あと、今までやったゲームになかったのが、台詞選択にプラスされた「表情選択」で、同じ「何よ馬鹿!」っていう台詞でも「笑顔」「泣き顔」「怒り顔」「照れ顔」とか色々選べるのです。これは凄い。凄いけどすごい悩む。気に入られるためには、どんな顔でどんな事言うたらええのん…!