ヒエラルキー

ちょっと前に、60代の男が熟年〜老年ホステス数人から億単位の金を騙し取ったっていう事件があって、特に目を引く所があるわけでもない年相応のその男が「俺は天下の色男」っていう自作演歌DVDを配り歩いてた事も含めてネタになっていました。
ニュースで流れていた男のアパートは古くて狭く、一緒に住んでいた男の奥さんも男の金の出入りについては一切知らずに、それどころか男の作った借金を返すために頑張って働いていたくらいだったとかで、じゃあその億単位の金は丸々どこに使われていたかというと、複数居た愛人らしく、多分、騙されたホステスよりも男の奥さんよりも若いであろうこの愛人に注がれた金は、愛人の本命である若い男(ヒモタイプかDV・モラハラタイプか)に流れていくんだろうなあと考えると、何か色んなものの縮図を見た気分になりました。
そういえば、こないだ「歌舞伎町の質屋に密着!」みたいな番組で、客の女からプレゼントされたブランド物を売りに来たホストが居たんですけど、店員相手に値段交渉をするホストの横で、終始涼しい顔をしていたのはホストの彼女でした。質屋出口で「そのお金はどうするんですか?」とリポーターに声をかけられたホストは、「彼女とのデート代ですねー…」と苦笑い。彼女は「○○(ブランド名)のバッグに目つけてたんですよね(笑」と言い残して、ホストと腕を組んで去っていきました。この食物連鎖の頂点に居るのは、ああいう女なんだと思います。