「もやしもん」

もやしもん(1) (イブニングKC)

「細菌を見る」能力を持った主人公(♂)の農業大学ライフ漫画。「動物のお医者さん」「究極超人あ〜る」を例に挙げて感想を書いてる人が何人かいたのに興味を持って買ってみました。
1巻を読む限りでは、「動物のお医者さん」はともかく、全然「あ〜る」っぽくないじゃん!アタシの田中一郎は!?鳥坂さんは…!?っていう感じだったんですけど(中1〜2の頃、この2人にZOKKONでした)、2巻を読んで何となく納得。春祭(学祭)でのノリが、あ〜るの春高祭と部室攻防戦の辺りと被ります。大勢の人が馬鹿馬鹿しい事に真剣に取り組んでる、っていう感じ。大変好きです。
中には菌関係の薀蓄が結構入ってますけど、分かりやすく噛み砕いてあるし、何より菌類が可愛すぎる。「かもしてころすぞ」なんて脅し文句が存在し得るなんて…。
あと、お酒(日本酒)が好きな人にも良いと思います。主人公の友人が酒屋の息子なのと、あとは教授が発酵物の研究をしているのもあって、よく酒に関する話題が出てきます。特に2巻を読んでると、うおー日本酒飲んでみてえーってなる。飲めないけど。
1巻読んで「う〜ん…?」ってなったとしても、出来たら2巻まで読んでみて欲しいです。2巻の方が大学生活を描く比重が大きくなってて、あんまり頭使わず緩く楽しめます。