「ワイドスクランブル」

両親殺害で逮捕された15歳の少年は「無差別殺人ゲーム」に熱中していたようです怖いですね!とワイドショーのコメンテーターさん達がヒソヒソ言い合っています。別の番組では少年の友人がインタビューを受けていて、「ゲームは好きだったけど、危ないものじゃなくて主にRPG系ばかりだった」と答えていたのですが。一本でもそういうゲームをやった=残虐!きっとこの子は現実との区別がつかなくなっちゃったのよ!っていう考え方は楽でいいですね。もし私に何かあった際は「自分にひたすら都合の良い女の子をメイドとして調教するゲームを好んでいたようです」とお伝えください。
「ゲームのサイトを見てみました」と言ったコメンテーターが、「感想が書かれていたのですが、"確かにこのゲームをやり終わった直後は、道を走っている車から人を引きずりだしたりしたくなる"とありました…」と深刻そうに言っていたのですが、それは、ある一定以上の年代の人が高倉健の映画を見終わって映画館から出てきた時に無意味に首をすくめて寡黙に歩いてしまうのと同じ感覚なんじゃないんでしょうか。ブルースリーの映画を見た後は何だか目つきが鋭くてフットワークが軽い、とか。そういうのの仲間。
関係無いですけど、今の今までスターウォーズの「ダース・ベイダー」というのは「シュコー・シュコー」(息づかい)以外の事を喋れないと思ってたんですが違うんでしょうか。