「ハチミツとクローバー」

ハチミツとクローバー 7 (クイーンズコミックス)
6巻までは自分で買って手元にあるんですけど、読むたびに「合わねえ…!」と「ああでももっと読みたい気もする…!」の狭間を揺れ動いていて、今は「合わねえ…!」の波が来訪中で購入を見送っていました。
7巻は竹本とはぐがトンネルを越える巻ですね。そっちの方は興味深く読めて、特にはぐと小学生の「純粋に・無邪気に描こうと意識してしまったら、その時点で純粋・無邪気というものは失われてしまう」という事に関するやりとりとかは、うおー!でした。あと「(恋人等が居なくて)1人で居るってどう?」と山田に問われた花本先生の「どうもしないよ。ただ、たまにどうしようもなく寂しいっていう波に飲み込まれそうになるだけ」とかいう返し(ウロ覚え)も、うおー!
で、うおーうおーと言いながら、あの、山田が…!山田が気に食わない…!もーお前どんだけ甘やかされてんだよー。もう成人してんだからいい加減にしろよ…!と思わずにいられないのは私が年食ってるからでしょうか。ギイギイ。ああ、気に食わないのは山田というよりむしろ真山とかそっち側の方か。「手を離さなきゃいけないのはわかってる」みたいな事言いながらも生暖かく見守り続けてぬるま湯プレイ。森田の説教は尤もですよ。「弱いまんま育って可哀相なのは山田の方だろ」「教えなくちゃいけないのは、転ばない方法じゃなくて、転んでも何度でも立ち上がれるっていう事だ」とか。森田ー!かっこいいー!でも何か相変わらずあんまりキャラがつかめねえ…!感情移入しづれえ…!
8巻も読んでしまいそうな気が物凄くします…。