唯川恵「だんだんあなたが遠くなる」(参照)

端的に言うと、「主人公(女)の友達(女)が不倫して妊娠して別れて、でも赤ちゃんは産むということでそれを主人公とその彼氏が慰め・支えていたらいつの間にか彼氏と友達が好き合っちゃって、主人公と彼氏が別れておしまい」というお話です。
彼氏と友達は2人とも「そういうんじゃない(好きじゃない)」「○○(主人公)の事が好きだよ」と言うんですが、主人公はそんな2人の様子から気持ちを察知して、彼氏に対して「別れよう」と切り出す、と。
主人公の「大好きだから、振ってあげる」というフレーズが印象的なんじゃないでしょうか。
で、その後は主人公は勿論泣くんだけども、2人を憎む事もなく前向きに生きていく。

―――以下感想―――
この彼氏も友達も、「決して言葉には出さない(言葉では否定し続ける)けど態度で丸分かり」というような感情表現のしかたをするのが嫌だなあ。何が嫌って、自分のねちっこい部分を見ているようで非常に嫌だ。
「主人公は別れなくてもよかったのに」というような意見もあるみたいですが、自分の事好きじゃないとわかった相手と付き合い続けるなんてすげえ精神的罰ゲームじゃないですか。私の人間が出来てないだけですか。