絵心を君に

mixiの方で「ブックマークバトン」というのをもらって、久しぶりに自分のブックマークを見て(普段アンテナばっか使ってるので)、そういやテキストサイトやblog以外のお気に入りサイトってあんまり紹介した事無いなと気づいたのでブックマークに入っている好きなイラストサイトを並べます。

自分に絵心が全くないせいで、絵が描ける人にはすごく憧れがあります。
漫画大好きっ子は漏れなく通る道だと思うんですけど、小学校高学年あたりの頃「漫画家になりたい。というか、なるのだ」なんて無意味に熱い情熱をたぎらせてノートに絵を描いて喜んでいた時期があるのですが、「まる子の目」は描けても「少女漫画の目」がどうしても描けなくて挫折したという苦い思い出があります。あと「右目(右顔)しか描けない」という病も併発していました。病?

「今の私はもうあの頃の貧弱な坊やじゃないわ!」とばかりにマウスカチカチ言わせてペイントで頑張ってみたんですけどあの頃と全く変わっちゃいない自分に再会できました。うん、小学生の頃の私こんな感じだった。古傷痛い。
上にあげた3つのサイトの中で、「ハスムカイ」さんの「memo」の中に、イラストの描かれた過程がgifアニメーションで見られるものがあって(「★Animation」の文字がついているもの)、それを眺めるたびにうわー!ってぞくぞくします。線が絵になっていくところとか、え?ここにその色なの?と思ったものが完成品みたらすごくしっくりきてたりとか、絵ってこういう仕組みになってんのかーでひたすら「すげー」です。高速でサササーと出来上がってく様子もさる事ながら、「中速」あたりで再生してじんわりじっくり絵になっていくのを眺めていると、なんかエロティシズムすら感じます。
で、これを見ると決まって「こうやったら私にも同じような絵が描けるんじゃ!?」的な気分になるんですけど、実際描こうとすると残酷なまでの現実が襲い来る、っていう。絶望よこんにちは、っていう。

「電車男」

何だかんだ言いつつも「ち、ちょっと見てやろうかしら?」と思っていた映画「電車男」ですが、どこかのニュースで電車男本人とエルメスが「2人で一緒に見に行って、当時を思い出して泣いてしまいました」なんて事を言っていたという記事を見て一気に萎えましたこんばんは。金を払ってまで人の○○○○の手伝いなんざやってらんねえですよねえ、と、虚空に問いかけてみましたが答えはありません。腹立ちまぎれに私もツインテールにしてスカート穿いてティーカップ入りのスーパーの袋片手にがちゃがちゃ歩いて出会いを求めてやろうかと思います。これぞ!という男が前から来るのを見計らって、わざと袋をぶつけて「きゃ、カップが割れちゃったぁ!」で物語を始めたいです。「当たり屋物語」です。始まるのは恋ではなくて裁判とかそういう類のもののような臭いがします。
それにしても、オタ男を許容する女(今風だったり可愛かったりキャリアだったり)のストーリーってよくありますけど、オタ女を許容する男のストーリーって全然無いですよね。化粧っ気が全く無くて、オシャレ=ユニクロ、好きなゲームは「アンジェリーク」みたいな女がある日偶然カッコイイ男に出会っちゃって、キュンてなっちゃって、「私なんて…」とか言いつつも、つたないながら化粧の仕方とか一生懸命覚えて雑誌なんかを買って服装も気をつけるようになって、でもたまにオタ気質がボロンて出ちゃってあわわわわ!って真っ赤になって「死ねよ私…っ!」って壁に頭をゴツゴツぶつけたくなったり「やっぱり私みたいなのに無理だようわーん」てベソかいたりもするんだけどそんな様子を男はほほえましく見つめていて、そして何度目かのデートの後、思い切って告白しようとする女をさえぎって「俺から言わせてくれないかな?」って男からの告白ドーン!ドン!ドーン!ここで「大人のキスできる?」(恥ずかしくて俯いた彼女の顔を覗き込んで)なら、何人の女が鼻血吹くかわかりませんよ…ッ!
すいません。ものすごく興奮してしまいました。あと後半からなんか「現実の物語」よりも「こんなゲームがあったらいいな」的な感じになりました。こんな事ばかり考えているから駄目なんだと思いますが、こんな事を考えられない私は私じゃないとも思います。あーあーどうせこんな物語なんてありえねえんだろうなあ。ったくよー、男ってやつはなあ…とかブツブツ言いながら酒が飲めそうな気がしてきましたのでこのへんで。こんな大人になりたいわけじゃなかった。