詩集。 金子みすず、名前だけは知っていて、てっきり昭和半ばくらいの人なのかと思っていたら、最初に載っていた本人の写真に「大正○年撮影」とあってびっくり。 「大漁」 朝やけ小やけだ 大漁だ 大ば鰯の 大漁だ 浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の…

作者は夢を元にして書いたらしく、不思議で奇妙な世界の住人の日記。 「子供を畳んで押し入れに入れてから出かけた」とか、入墨師の恋人との「好き。好き。大好き」というあたりや「腰、しませんか」という表現が好きです。 あと「裏妻」は面白い。翌日に喧…

古谷実は「グリーンヒル」あたりまでが楽に読める限界だなあ。 「ヒミズ」はもうどうしようもないし（面白くないという意味じゃなく）、このシガテラもザラザラしてる。 これに出てる、肥えたヤリマン虚言癖嫌われ者の女の子。私に今より何かが足りすぎてた…