ミステリ

森博嗣についてギイギイと悶える日々なのですが。

ミステリィにおいては、トリックにすっかり騙されてしまうのが、読者の「勝ち」である。作者は、読者に気持ち良く勝たせるために書く。
「毎日は笑わない工学博士たち」(ISBN:4344000137

この一文には同意。私はもともと「犯人を当ててやろう」とか「謎解くゾー!」とかいうのは全く無くて(カンで「こいつ犯人じゃねえの?」くらいは思ったりはしますが)、むしろ一緒に「何で?」となって引き込まれる感覚の方が重要。
その意味で私にとって一番楽しかったのは京極夏彦姑獲鳥の夏」(ISBN:4062638878)で、完全に関口に飲まれて、関口と一緒にくらくらして関口と一緒にわけがわからなくなって関口と一緒に京極堂にすがりついて関口と一緒に虚脱して、ああ関口…!
何だかとても気持ちの悪い自分が出てきそうなのでこの辺にしておきます。